窯出し(13回目)   

器 ...    2016/03/20(日)掲載
    窯出し(13回目)
    3月はひたすら引出物の平鉢の焼成。
    3週連続の窯焚きが続いている。

    先週の窯で、半分以上にひどい発泡が現れて、何とかという思いで焚いた今回の窯。

    1.発泡が多く現れた器が、窯のなかで比較的温度の高い段に多かったことから、焼成温度を10℃下げる。
    2.還元のガスのむらがあるせいかも知れないという父のアドバイスから、支柱を長めにして、炉内の空気の流れをよくする。
    3.1100℃くらいの温度の時に粘土から出てくる金属に由来するガスが関係しているかも、ゆっくり温度をあげて、ゆっくり冷ますとできた発泡が冷めるうちに消えるのではという粘土屋さんのアドバイスとほぼ同じ意見だった父のアドバイスから、窯の製造元に焼成中のプログラム変更の方法を確認して、最終ステップの焼成温度と時間を変更。

    今朝、77℃まで下がっていたので、窯出ししてみると…
    温度を下げたせいか、色の冴えが少し悪い気もするけど、問題の気泡は上段の1つのみ!

    なんとか3月末までの納品に目処がついて、ほっとする。
    あと2窯、うまくいってほしい。

    父をはじめ、多くの方の協力があって無事に焼き上がった窯出しでした。
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