今年は台所を借りて、お節を作りました。
毎年、実家の母と妹が手分けして作っていたり、お友達が手作りしているのを写真で眺めていましたが、義母と夫と3人で約20品が完成して、新年を迎えました。
家の畑をはじめ、この時期の北海道ではなかなか簡単に手に入らない地場の豊かな食材に感動!
買い出しから盛り付けまでとても楽しく、家族や親戚と美味しく囲んでよい一年の始まりになりました。
◆2020年御節覚え書き
出汁をとる。
(煮しめとたたきごぼうは昆布と鰹節のだし、酢蓮根と数の子は昆布だしを使った。)
1.車海老のつや煮
12/30瀬高道の駅鮮魚売場で活車海老12匹
氷で仮死状態にして背腸をとって、殻の腹側に剥きやすいように包丁で切れ目を入れる。
箸で押さえて丸めながら下茹で後、氷水につけて鮮やかな色合いを保つ。
その日のうちに、尾頭付きで含め煮。
ごぼうの下処理
ごぼうは朝、義母が畑から掘ってきてくれたもの。
たたきごぼうは3センチの長さで熱湯に塩を入れて2分。
煮しめは、太めの部分を長めの乱切り。蓮根とともに下茹でする。
八幡巻きは程よい太さの部分を15cmに切って、水から茹でて15分ほど柔らかくなるまで茹でて、ざるにあげて冷ます。
2.椎茸と手綱蒟蒻の煮しめ
蒟蒻は義妹の嫁ぎ先のお母さんの手作りをいただいたもの。熱湯で茹でてアク抜き後、椎茸の戻し汁と共に含め煮。
3.竹の子と人参の煮しめ
竹の子は八女の水煮。
縦にカットしてあるものだったので、袋の中で曲がってしまっていたのが残念だったけど、味はいい。立花の道の駅で選び放題。
人参は家で取れたものを飾り切りにする。
4.蓮根とごぼうの煮しめ
れんこんは将来の見通しがきくように、ごぼうはしっかり根を張るという意味を込めて。
家のごぼうと佐賀県白石町の立派な蓮根。
5.里芋とえびの煮しめ
えびは腰の曲がった老人に見立て長寿を願い、里芋は子孫繁栄の象徴。
里芋は義妹の嫁ぎ先のもので、赤い傷がひとつもなく真っ白でよい形のもので、感動!
ヌメリが強かったので、2度洗いする。
6.杏子酒煮豚
梅酒を使うレシピをアレンジ。手作りの杏子酒と梅干しと醤油で。
7.八幡巻き
巻いた形を書物になぞらえて、学問精進の願いを込める。
家のごぼうを使い、佐賀牛切り落とし肉で巻く。
8.みかん松風
家の八朔の皮と長ネギとみそを使う。
けしの実のかわりに入りごまを使った。
9.揚げごまめ〈五万米〉
豊作を祈念。
ごまめは160℃で30秒、くるみは140℃で薄く色づくまで揚げる。冷ました後、照り醤油で絡める。揚げることで、みつが固まってごまめがくっつくのを防げる。
10.栗きんとん
きんとんは、豊かな財宝を表す金団を意味する。
さつま芋があまり選べず紅はるかを使ったため、やや粉っぽく裏ごししずらかった。さつま芋の色は白っぽかったけれど、梔子(くちなし)できれいな黄色に仕上がった。
色付けに使った梔子は、近所の方からいただいたというもの。
茶巾絞りにするため、水分を少なめに練り上げた。最後に栗の甘露煮を入れた。
11.蒲鉾は、市松と手綱の2種の飾り切り
12.銀杏は正月飾りの松の葉を挿して飾りに。
飾りは庭から取ってきた南天の葉と実
13〜16.柚子なます、がめ煮(筑前煮)、数の子は、義母が作ってくれた。
黒豆は、近所に住む大叔母さんと義母が作ってくれたものと2種。それぞれに美味しい。
人参、黒豆、ごぼう、じゃがいもが家で取れたもの、大根と蒟蒻は義妹の嫁ぎ先で作っていただいたものを使っている。
17.鯛のお刺身
18.鶏モモ肉と煮卵とチーズの燻製
昨年はまった燻製キットを使った燻製作り。鯛の身おろしと燻製は夫作。
◆お雑煮
お餅は毎年恒例、親戚が集まる餅つきでみんなが丸めた丸餅。
スルメと昆布のだしに分葱を添えたシンプルな汁。
父作の台皿、私作の長方皿、娘作のネコの箸置きと器も三世代。
◆参考レシピ
今日の料理2018年11月号
柳原一成さんのきちんとおせち、本田明子さんのやさしいおせち、斉藤辰夫さんのたたきごぼう
白ごはん.com冨田ただすけさんの酢れんこんhttps://www.sirogohan.com/sp/recipe/surenkon/
macaroni
【基本のおせち】かまぼこの飾り切り♪ 切り方ひとつで華やかに!
https://macaro-ni.jp/48036
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@ Yanagawa, Fukuoka
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