削り土を夏の間に水簸して、水切り後に乾かしていた粘土がちょうどいい具合に再生できて、けっこうな量になったので、冬を前に、もう少し轆轤成形に取り込んでみる。
春先から成形していた汲み出し碗は、少し小さすぎたので、もうひと回り大きい寸法で、そして、ザックリした寸法ではなく、同じ大きさになるようにしたいし、コーヒーカップもカップを大きめにして、ソーサーの作りをシャープにしたいと思うところ。
でも、新しい形にも取り組みたい。
ということで、筒形の湯呑みと少し高さのあるフリーカップを作ってみることにしました。
なかなか高さを出すのが難しく、湯呑みを練習。しばらく形にできずに潰していたところ、ある日やっと形になってきた。
夏の成形では、轆轤の練習のため、無文のものばかりを作っていたけれど、シンプルでよい反面、少し物足りない感じもあったので、今回は、ゆっくりと削りながら、その都度気になる身近な植物をスケッチしてみる。
4年前に釉薬に使えないかと持ってきていただいたほおずきを刻文にして、ほおずきの実の部分にほおずきの灰を塗ってみる。
わずかな色の変化が現れるか楽しみ。
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