まずは、9月に3種類の粘土に3パターンの調合でテストピースを焼いてみた。
その後、12月に灰と長石の調合を変えてもう一度。
りんご灰釉の調合割合より、長石が多い釉薬が綺麗な光沢釉になりそうだ。
この姥目樫の灰は、藍染をされている方から使用済みのものを分けていただいた紺屋灰というもの。
実は10月の時点で、姥目樫の灰は今回テストピースに使った一回分だけで、今後はブナと樫の混合物になるという話を伺っていたので、姥目樫の釉薬の試験を続けるか迷っていたけれど、灰と長石の割合でどのように風合いが変わるのか知りたくて試験することにした。
りんご灰釉は、父の経験を基にこれくらいでいい釉薬になるだろうという調合で、やってきているが、今回姥目樫の調合試験をしてみて、りんご灰釉ももう少し長石が多いところで熔けやすいのでは?という次への課題もできてきた。
さて、2020年。
今年は新十津川の土を使った澱青という青い釉薬の器を作りたいと思っている。
原料の処理:姥目樫の灰づくり
父、メロン灰の陶芸、岩井孝道の器
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