先週、冬休み前に焚く窯のスケジュールを決め、乾燥の時間を考えると余裕がなくなってきているので、ゆっくり続けていたマグカップの削りとスケッチしながら刻文する作業を一日2つと決めて、乾きの遅い大きめの型ものから進めることにした。
朝は寒いので、工房が少し暖まる(なんとなく10℃を下回ると冷たい粘土に触るのが億劫な気分になる。)まで、片付けやら、乾燥具合のチェックやら1時間ほど振り返りの時間を過ごすのが最近の1日のはじまり。
さて、昨日は竹べらづくりに取り掛かってみた。
父から受け継いだものがあるが、消耗品なので、使い勝手のよいものを今のうちに複製しておこう。丸い竹を縦に割った棒が竹べらの元となるのだが、これが片付けの時になぜか目にとまった。
まずは、型取り。
また複製することを考えて、紙に形を写しておく。
次に、形を竹にかいて、クラフトナイフで粗削り。
その後、厚さをみると、ずいぶん薄くできていることに気付いて、竹の繊維に添ってのみを当てて割ってみる。
粗削りした後に竹を割ろうとしたのは、大失敗で、のみで手を怪我しそうで緊張の作業となった。本当は先にある程度薄く割ってから、形に合わせて粗削りする方が安全だったと反省する。
さらに薄くするため、またナイフで削る。
小一時間作業していて、手も疲れてきたので、今日の作業はここまで。
後でみると、竹を押さえていた左手に水膨れができてしまった。
急いで作らなきゃいけないわけじゃないので、続きはまた明日。
追記。
刻文用(粘土に線を入れたり、絵を描いたりするために使うもの)と思っていたけど、後から確かめると、このタイプは刻文用ではなく、施釉した後に溜まった釉薬を削ぎ落とす時に使うためのものでした。あまり形を確認せず、思い込んでいた。。
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